こんにちは”のり”です。
土地の販売広告を見ると、用途地域、規制という項目があります。
これらの項目をどのように見ればいいのでしょうか。
用途地域
用途地域には、第一種住居地域、第一種低層住居専用地域、商業地域などあり、その用途により建てられる建物が決まっています。
いまの街並みだけで判断せずに、用途地域も見ておくと、今後その土地の周りにどんな建物が建つ可能性があるか見えてきます。
第一種住居地域
全国で最も広いのは「第一種住居地域」のようです。
住居の環境を守るための地域ですが、飲食店、事務所、マンション等いろいろなものが混在している地域です。
場所によってはほとんど住居しかないかもしれません。
パチンコ屋、カラオケボックスは建てられないので、住むには便利な地域ではないでしょうか。
注意点としては、中高層マンションが建設可能ということです。
いまは建ってなくても、幹線道路に近い好条件であれば、将来的に中高層マンションが建ち、自分の家が日陰になってしまう可能性はあります。
第一種低層住居専用地域
全国で二番目に広いのは「第一種低層住居専用地域」です。
「第一種住居地域」に比べ制限があり、大きな店舗や病院も建てられなくなります。マンションも3階くらいの高さまでしか建てられないようです。
生活利便性は若干下がってしまいますが、静かな街並みを条件とする人は、「第一種低層住居専用地域」がお勧めです。
第一種中高層住居専用地域
続いては「第一種中高層住居専用地域」です。
名前からわかるように、高い建物も建てられるようになり、病院、店舗が増えてきます。
ごちゃーっとしてきますが、生活に必要な建物が並び利便性はアップします。
長野市の用途地域は?
長野市の用途地域は、長野市行政地図情報から確認ができます。
こんな感じです。
結構細かく分類されているのがわかると思います。
近隣の建物が気になる人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
規制等
規制には建ぺい率、容積率、高さ制限などがあります。
比較的土地が広い長野では気にするほどでもありませんが、狭い土地では規制により希望した建物が建てられない可能性があります。
建ぺい率
建ぺい率は敷地に対する建築面積の割合です。
建築面積は、建物を上からみたときの面積です。
用途地域でだいたい決まってきますが、50%、60%、80%といったぐあいです。
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容積率
容積率は敷地に対する延べ床面積の割合です。
80%、200%と幅がかなりあります。
高さ制限
その土地に建てられる建物の高さの制限です。
低層住居専用地域では、この高さが10m、12mとなっているため、高層マンションは建てられません。
北側斜線制限
北側隣地の日照悪化を防ぐことを目的として制限です。
自分の家の日当たりを良くするために、隣の家ギリギリまで建ててはいけません、ということです。
用途・規制がクリアされればOK?
これらの規制を無視して建築することはできませんが、規制の範囲内だからといってなんでも建てられるものではありません。
規制に引っ掛からなくても、隣地の環境を損ねるようなものを建ててしまうと、住んでからトラブルになる可能性があります。
建築する敷地の周辺との調和も大事だと思います。