こんにちは”のり”です。
前回のピアノ問題の通り、”のり”家は床の間をピアノスペースに変更したため、和室が純和風からモダンに変わりつつあります。
どのように和室を変えていこうかなぁ。
和室から押入がなくなった
ファーストプランの和室を変更したのは、押入を設けたいというからでした。
「和室には押入があった方がいい。布団をしまうのに必要でしょう。」
という理由です。
それが、ピアノを設置するため、ファーストプランの間取りに戻すと押入がなくなります。
本当にいいのだろうか・・・。
押入がなくなった分、和室の奥にある納戸スペースが増えます。
布団はその納戸スペースに置いてもいいか。
押入は奥行きがあり、大容量の収納庫です。
今の賃貸でも和室の押入にはお客様用布団を入れています。
だけど、布団以外のものは逆に奥行きがあり過ぎて収納しにくい面も。
広くなった納戸スペースをうまいこ収納すれば大丈夫か、っという結論になりました。
また押入をなくしたことにより押入の襖が減り、若干のコストダウンです。
和室から障子がなくなった
「和室の窓には障子でしょう。」
ただし、純和風ではなくなった和室の窓に障子は必要か?
障子にはデメリットがありましたが「和室だから」ということで、そのデメリットを受け入れていました。
デメリットの一つは、引違い窓の障子は半分しか開けられない。
引き違い窓に付けたカーテンは両側に開ければ、窓いっぱいに開口することができます。
しかし木の枠にはまった障子はどちらかに半分開けるだけです。
両引き窓ならそれ程気にならないかもしれませんが、”のり”家の和室の窓はそこまで広くはありません。
また子育て世代に問題となりそうなのが、障子の穴。
今の賃貸の住まいでも障子に穴が空いています。子供は紙の部分も触りますから破れますよね。
和モダンの和室なら、障子じゃなくてもいいか、ということで障子をなくしました。
ただカーテンだと洋風が強くなるので、プリーツスクリーンにしました。
最近は和室にプリーツスクリーンを付けることも多いみたいですね。
スクリーンを全開にすれば、窓2つ分の光を取り入れることができます。
また、日差しが強ければ、上半分のみ遮り、下半分で景色を楽しむこともできます。
デザインも豊富にあるのでじっくり選びたいと思います。
和室から床の間がなくなり、押入がなくなり、障子がなくなり・・・流石に畳はありますが、他に何が残っているんでしょうか。
残ったのは床柱「槐」
和室をこのように変更してしまいましたが、施工が木材にこだわる坂田木材さんということもあり、床柱を残すことにしました。他の工務店ならそもそも床柱なんてなかったかな。
「和室の床の間をピアノスペースにする」と坂田木材さんへ伝えた日、坂田木材さんから床柱を提案していただくことになっていました。
それなので、ちょっと戸惑ってしまった坂田木材のUさん。
本当は杉の床柱をおすすめだったようです。
他にもいくつか床柱の候補がありましたが、床柱だけを見ると、提案していただいた杉の床柱は一番品格があり、それはそれは素晴らしい柱でした。ピアノ問題がなければ迷うことなく、この杉の床柱を選択していました。
でも、雰囲気の変わってしまった和室に、この杉の床柱を置くと浮いてしまう。
他の床柱をいくつか写真を撮って、持ち帰りとなりました。
・・・
その中で、ピアノを置いたモダンな和室に合いそうなのが「槐」の床柱です。
難しい漢字ですね。
木偏に鬼って書いてなんて読むんでしょう?
答えは「えんじゅ」です。
槐(えんじゅ)は、マメ科の落葉高木です。
芯材は黒に近い茶褐色ですが、樹皮は明るい白で、そのコントラストが美しいです。杉にはない持ち味です。
調べてみると槐には、魔除け、幸運を呼ぶ木ということでとても縁起がいいようです。
まさに床柱にふさわしい!!
ということで、メールで床柱を「槐」にすることをUさんに伝えました。
契約直前で大きく雰囲気が変わった和室。
完成が楽しみです。