こんにちは、”のり”です。
お盆が明けエアコンを付けない日が続いていますが、昨日8/22は最高気温が38℃と暑くなってきましたね。
今回は、猛暑による冷房費用がどれくらい掛かっているかを検証します。
QPEXの設計値は?
設計完了時にReborn(リボーン)さんから提示されたQPEXでは、年間冷房用電気消費量は225kWhとなっています。
現在の電力量料金2段階目の単価25.08円で計算すると5,643円です。
まだ夏は終わっていませんが、実際の電気消費量・費用はどれくらいだったのでしょうか。
カテエネから算出した冷房費用
HEMSがあれば、エアコンの電気使用量も正確な数値が取得できるんだと思いますが、”のり”家にはありません。
そのため中部電力のカテエネのホームページより、日別の電気使用量を取得しておおよその冷房費用を計算してみたいと思います。
カテエネとは?
カテエネは日別・時間別の家庭の電気使用量を確認できる中部電力のWEBサービスです。
このようなカレンダー形式で、その日の最高気温・最低気温・電気使用量を見ることができるほか、各種データをCSV形式でダウンロードもできます。
電気料金の比較
カテエネから冷房のみの電気使用量・料金を取得することはできないので、エアコンを使った日、使ってなかった日などから理論値を出してみます。
①7月の電気使用量・電気料金
表の①の列が7月請求分で6月4日~7月2日の29日間の電気使用量・電気料金です。
6月はほとんどエアコンはOFFのままでしたが、6月終わりの暑さにより冷房運転を開始しました。
なお、表では比較のため燃料費調整単価は実際の請求とは異なる8月分の単価を適用しています。
②8月の電気使用量・電気料金
表の②の列が8月請求分で7月3日~8月1日の30日間の電気使用量・電気料金です。
この期間は冷房をつけっぱなしです。
設定温度は27℃~28℃くらいで自動運転をしていました。
夜気温が下がっている間もONのままでしたが、時間別の使用量を見るとほとんど動いていなかった様子です。
昼間も”のり”嫁がいることが多いので基本的には冷房ONのまま。
おそらく今年はこの月が最も冷房費用が高いです。
それでは冷房費用は①の7月請求分との差額か?というと、日数も異なるし、7月請求分にも冷房をつけていたことがあるので比較ができません。
③エアコン未使用理論値
そこで、7月請求分のうち、エアコンを使用していなかった日をもとに、30日分の理論値を求めたのが③です。
1日当たりの使用量は7.5kWh。6月請求分の使用量もだいたいこのくらいだったので大きくはズレていないはず。
②のエアコンを使用した月との差をみると電気使用量は
72.54kWh (30日間)
2.4 kWh ( 1日あたり)
料金差額は
1,797円
です。
理論値計算なので10%くらいの誤差はあるかもしれません。
QPEXとの比較
QPEXの冷房用電気消費量より求めた年間冷房費用は5,643円でした。
ほぼ毎日冷房をつけっぱなしだった8月請求分(7月3日~8月1日)の冷房費の理論値が1,797円
7月請求分は200~300円。
9月請求分はお盆が不在だったり、気温が下がっているので1,200円くらいになる見込み。
10月請求分も高くても1,000円くらいか。
そうするとトータルで今年の冷房費用は4,200円~300円になりそうです。
今年は猛暑でしたがQPEXから導き出した5,643円以内です。
以前の賃貸住宅では、冷房費だけでひと月に5,000円を超えていましたからエコですね。
なぜQPEXの設計値よりも冷房費用を抑えられたか?
COPの違い
QPEXの計算をみるとCOP=3となっています。
実際に取り付けたエアコンのCOPは3.64です。
COP=3.64に換算すると年間冷房用電気消費量は185kWh、4,639円。
これが一番の理由のようですね。
でもこんなに暑くなければ、もっと冷房費は抑えられたかもしれません。
エアコンの場所
以前にも記事にしましたが、”のり”家はエアコンをリビングに取り付けました。
高気密・高断熱の住宅では、吹き抜けや階段の高所に取り付け一台で1階も2階も冷やそうということが多いです。
でも、ほとんどいない2階を冷やすより、みんなが一番居る時間の多い場所に設置した方が効率がいいという理由と、高所はフィルターのメンテナンスが難しいと考えリビングに設置しました。
湿度にもよりますが、設定温度28℃でも1階のすべての空間が涼しくなります。
ただ子どもが大きくなり、昼間も2階を使うようになったら、2階にもエアコンが必要になるかもしれません。
猛暑の日が続いた7月の昼間の2階は暑かったですからね。
1台のエアコンをガンガン使い1,2階を冷やすのと、2台のエアコンで1,2階をそれぞれ冷やすのとどちらが効率がいいのかそれはわかりません。
快適か?
いくら冷房費用が安いといっても快適じゃなきゃ意味がありません。
実は6月の終わりに初めて冷房を使い始めたときは不快なこともありました。
暑くなったら冷房を弱運転で付け、室温が下がったらOFFにするを繰り返していました。
OFFにしてから室温が上がり、それから冷房を付けても室温が下がるまでに少し時間がかかります。この間は不快でしたね。
いろいろ調べると弱運転っていうのも良くないようでした。暑いときは強で下げ、室温が下がったら微風くらいで維持。
これをやってくれるのがエアコンの「自動運転」機能。
猛暑が続いたときはほぼ24時間自動運転としましたが、これが快適でした。
しかもカテエネの数値を見てみると、こまめにエアコンをON・OFF切り替えるよりも省エネのようです。
高気密・高断熱の家であれば、冷房は高めの設定温度で24時間自動運転をすると快適になります。
話は変わりますが、灯油が値上がりしているのが少し気になります。
昨年は1リットル80円でしたが、100円くらいまで上がっています。
”のり”家の暖房はパネルヒーターで熱源は灯油です。冬までに下がってくれるといいのですが・・・。