こんにちは”のり”です。
今日は出張で「かがやき」に乗り東京まで行きました。
朝は長野駅に早めに着きホームのベンチに座ろうとすると、色が不揃いの木で作られたベンチに
「ん?こんなのあったけ?」
県産材を使った木製ベンチ
座ろうとし木製のベンチには、小さくひらがなで、「いちい」、「うるし」、「おにぐるみ」・・・、と文字が刻まれていました。
色が不揃いなのは、一つ一つの木の種類が異なっていたからです。
写真を見てもらうとわかりますが、それぞれの木がいい色合いになっています。
他のベンチを見ると「りんご」、「あんず」と刻まれています。
こんな身近な果物の木でもベンチが出来てしまうんですね。
ベンチの端には、「長野県産材 木製ベンチ ~信州樹の詩~」と書かれていました。
これ全部長野県産材なんですね。
調べてみると、これらの木製ベンチは北陸新幹線金沢延伸開業に合わせて造られたようです。
ベンチ1台につき38種類の木を使い、ベンチ6台では58種類にもなるそうです。
結構前からあったんです。いままで階段を下りてすぐに新幹線に乗りベンチを使ったことがないので気づきませんでした。
家を坂田木材さんで建てることにし、自然と街中の木に目が向くようになったため気づいたのかもしれません。
”のり”家でも使う桧、槐(えんじゅ)もありました。
家の仕上げ、建具でなんの木を使うか迷っている人は、長野駅新幹線ホームの木製ベンチをみると、各木の経年変化を確認できるので参考になると思います。
なぜこのような木製ベンチになったかというと、長野駅を訪れる県外の観光客に信州の樹種の豊富さ、色の変化、手触りを感じ取ってもらうということが目的にあるようです。
ちなみに善光寺口の大庇・列柱(門前回廊)は、長野市産材の杉が使われています。
カラーバス効果
いま家づくりで木に意識が向かっているので、街中のいろんな木が目につくようになりました。みなさんも同じですか?
心理学の分野ではこの現象のことを「カラーバス効果」というそうです。
車を買うと、急に同じ車を多く目にするように感じるのもカラーバス効果ですね。