こんにちは、”のり”です。

先日あるブログで、一条工務店の建物は隣家への配慮がない設計で営業担当の対応が悪い、という記事がありました。

どんな記事だったかというと・・・

記事の概要

Aさんが家を建てたあと隣の敷地にBさんが一条工務店の家を建て始めました。

一条工務店といえば総二階で、太陽光パネルをたっぷり載せた片流れの屋根が多いですね。

Aさんの敷地はBさんの敷地よりも高い位置ですが、Bさんの家が敷地ギリギリに建築したことにより日当たり風通しも悪くなってしまったようです。

Aさんの2階のベランダから手を伸ばすとBさんの太陽光パネルに手が届く近さということ。

Aさんが一条工務店の営業担当に話をすると、

法的に問題ありません。本社も問題ないと言っております。」

の繰り返し。

Aさんと一条工務店とのやり取りはまだ続いているそうですが・・・。

記事について思うこと

この記事はAさんが記事を書いているので、一条工務店の悪い部分が誇張されている可能性があります。

記事では一条工務店全体が悪いように書かれていますが、この記事を読んで「一条工務店で建てるのはやめよう」と思う人もいるかもしれません。

全国展開するハウスメーカーともなると営業担当もたくさんおり担当者の能力・資質も様々です。

一条工務店に限らず、住友林業、積水ハウスなどでも似たような記事があります。

一条工務店のなかにも、事前に隣家に挨拶してどんな家を建てるか話したり、今回のような件について親身に対応してくれる人もきっといます。

一握りの従業員の対応で、会社のイメージが悪くなってしまうのは今のネット社会の特徴ですね。

さて、話をAさんに戻しますが、

「Aさんの2階のベランダから手を伸ばすとBさんの太陽光パネルに手が届く近さ」

ということは、Aさんも敷地の端のギリギリの位置に建てていることがわかります。

この記事からはわかりませんでしたが、Aさんの敷地の南側がBさんの敷地の場合(ベランダは南側に設置することが多いのでこの可能性は高いかも)、Bさんは自分の敷地内の北寄りに建てたいはずなので、Bさんや一条工務店以外でも同じような結果になったかもしれません。

実は同じような状況を昨年長野市内でも見かけました。

狭い敷地でしたが地元の工務店で新築した(某工務店とすぐにわかるデザイン)素敵な家がありました。

その数か月後、その家の南側でも新築の工事が始まりました。

「あんなに接近していてあの家大丈夫かなぁ」

と車の中で見ていましたが、南側の家は某ハウスメーカー(一条工務店ではないです)の3階建て

地元の工務店の素敵な家は恐らく1階も2階も一日中日が当たりません。

このケースの場合も法的には問題ないのでしょう。

隣家への配慮

”のり”家も状況が似ています。

”のり”の敷地の北側の住宅が南寄りに建っていたため、”のり”の家が建つことにより日陰になってしまわないか気になりました。

5社にプランニングを依頼してこの状況を考慮してくれたのは、実際に設計・施工を依頼したReborn&坂田木材さんともう1社で、”のり”家の北側は1階部分のみとなるような間取りでした。しかも隣家とのスペースはやや広め。

残りの3社は特に配慮なし。

住宅が密集しているところではなかなか難しい問題ですが、ある程度配慮は必要ですよね。

今回一条工務店のマイナス面の記事になってしまいましたが、”のり”は一条工務店の断熱性能は大手ハウスメーカーの中で最も優れていると考え、床暖房の快適さも知っています。

寒冷地の長野のニーズとマッチした工務店だと思います。