こんにちは”のり”です。

注文住宅の打ち合わせでは、施主の要望を伝えると設計担当の方(営業担当というところもあります)から間取りが提示されます。

この間取りをみても平面なので、「要望は入っているけど・・・イメージできない」っていう場合ありますよね。

自分は大丈夫だ!

っていう人もいるかもしれません。でも住宅は高い買い物です。

出来る限り事前にイメージを確認しておきたいですよね。

そんなときに助けてくれるのがパース図というもの。

パース図とは?

パース図とは、建物の内観、外観を立体的な絵にしたものです。

平面図ではわからない、その場にいるかのような視点で見られます。

こういったのがいろんな場所、いろんな角度から見られると実物をイメージしやすくなります。

マイホームデザイナーでできること

こんなパース図を自宅で簡単に作れてしまうのが「マイホームデザイナー」というパソコン用ソフト。

まずは敷地の寸法をもとに入力し、間取りを作成します。

無料ソフトでも似たようなものはありますが、マイホームデザイナーは使い勝手がGoodです。

部屋のアイコンをドラッグ&ドロップし、サイズや向きを簡単に変更することができます。

部屋を配置した後は、不要な壁を取り払ったり、サッシ、戸を追加します。

さらにキッチン、システムバス、洗面台、トイレなどの住設機器を追加します。

マイホームデザイナーのすごいところは、実在のメーカーの製品をダウンロードし配置できるということ。

”のり”が選択したタカラスタンダードのキッチンシステムバスもありました。

間取り図ではこの恩恵はあまりないですが、これが立体的なパース図となると本物そっくりなのでイメージが掴みやすくなります。

マイホームデザイナーで確認した3つのポイント

さて、ここではマイホームデザイナーを使って確認した3つのポイントを紹介します。

玄関・戸から入って見えるもの

1つめのポイントは、家の玄関、部屋の戸(入口)から入ったときに何が見えるかということ。

平面ではなかなかわかりにくいところです。

特に1階はお客さんも目に入るところなので、プライベート空間が目につきやすい配置であれば戸の位置を変えたり、目隠しが必要となってきます。

このあたりもマイホームデザイナーを使うと、戸を開けながら部屋の中に何が見えるか確認することができます。

家具を設置したときの部屋の大きさ

2つめのポイントは各部屋に家具を置いたときに、部屋の大きさが妥当かどうかということ。

設計担当から提示される図面(間取り)では、部屋の配置だけで、ベッド、机、棚、テーブル、ソファなどはあまり書かれていません。

多少は描かれていることもありましたが、何を配置するかなんてこの段階ではわからないし、決まってもないですからね。

でも、よくよく考えておかないと、狭くて家具が置けない、窓を付け過ぎて壁際に棚が置けない、広過ぎてぽかーんとした空間ができてしまった、なんてこともあるようです。

マイホームデザイナーでは、いろんな家具が予め用意されています。また用意された家具のサイズを変更することもでき柔軟に対応できるようになっています。

”のり”がマイホームデザイナーで作成してみました(実際のプランとは異なります)

設計段階で家具を配置したパース図を確認しておくと安心できます。

生活動線

3つめのポイントは生活動線です。家の中で人が動く道ですね。

同じ8帖の部屋でも、角にある8帖と家の真ん中にある8帖では使えるスペースが変わってきます。

家の真ん中にある8帖は、人が各部屋へ移動するための通路となってしまうため使えるスペースが限られます。

一方角にある8帖は、壁に物を置けたり、動線は部屋の入口付近だけであり、同じ8帖でも広く使うことができます。

”のり”がマイホームデザイナーで作成してみました(実際のプランとは異なります)

”のり”家のリビング・ダイニングは他と比べて狭いですが、さらに家の中心となるため動線が多く、使えるスペースがあまりなくなってくるんですよね(;´д`)

こんなこともマイホームデザイナーを使うとわかってきます。

ちなみに「どうせん」と入力して変換すると「導線」という漢字に変換されてしまうことがありますが、ここで使う「どうせん」は「動線」が正しいです。

「導線」は電流の流れる線、電線です。

”のり”も過去ログを検索してみると何か所か「導線」が見つかったので、慌てて修正しました(^^;;)

まとめ

”のり”はReborn(リボーン)&坂田木材さんと打ち合わせする前(他社で検討中のころ)は、このマイホームデザイナーを使っていろいろシミュレーションしました。

マイホームデザイナーはそれほど高くないし、実際に操作してみると間取りを作成する、住設機器・家具を配置するくらいなら誰でも簡単にできます。

自分の家をじっくり考えて建てたいという方は使ってみてはいかがでしょうか。アマゾンからも購入できますよ。

ただ、設計をReborn(リボーン)Sさんに決めてからは、ほとんどマイホームデザイナーの出る場面はありませんでした。

最初から外観のパース図が出てきましたし、打ち合わせの中で、わかりにくい部分は内観のパース図も提示されました。

素人がマイホームデザイナーでやるにはちょっと敷居が高い、梁の見せ方、羽目板のデザイン、天井高を変更した場合のパースをSさんはパッと作成してくれました。

やっぱりプロが作成するパース図はわかりやすいですね。