こんにちは、”のり”です。

長野市の12月15日の最高気温は2.3℃、翌16日には最低気温が-5.8℃とかなり冷え込みました。

こんな寒いときには住宅の見学会に行って温まりましょう(笑)。

寒い時期だからこそ確認すべき見学会のポイントをまとめました。

冬の見学会しか確認できない暖房

冬の長野は雪はそれなりですが、寒さは北海道並みです。

長野で住宅を建てるなら、業者選定のときに家の暖かさを確認すべきです。

断熱性能は等級UA値といった数値でも表されますが、快適な暖かさといったものは数値だけでは判断できません。

では、これから冬の見学会に行くときに確認したいポイントをあげます。

暖房器具の種類

1つ目は暖房器具です。

大手ハウスメーカーを含めると圧倒的に多い暖房器具はエアコンです。

大手では他に一条工務店の床暖房や、もりぞうの床下放熱器っていうのもあります。

地元の工務店だと、”のり”家でも採用しているパネルヒーターの他、薪ストーブ、温水ルームヒーター、蓄熱暖房機といったところでしょうか。

各ハウスメーカー・工務店では、標準の暖房器具が1つか2つ決められており、その中から選ぶことになります。

「エアコンは風が不快だから嫌!!」

「足元は温まりたいので絶対に床暖房」

「炎を見て暖を取りたいから薪ストーブがいい」

など、それぞれ好みがあるかと思います。

いろんな工務店の見学会に行き、それぞれの特徴を知ると考えが変わるかもしれません。

暖房器具が決まるとそれだけで業者を絞り込むことができます。

暖房器具の台数

2つ目に暖房器具の台数も確認してましょう。

同じエアコンでも、1F、2Fそれぞれ1台でいけるのか、全部屋に必要となるのか。

全部屋に必要となると初期コストもかかるし、きっと断熱性能が低いためランニングコストにも影響します。

室外機も多いと外観が損なわれますしね。

ちなみに室外機への配管が壁の中に隠れていると綺麗ですが、エアコンの交換時に工事費が高くなるので止めるべきだという口コミもあります。

また、工房信州の家のモデルハウスように、薪ストーブを推しながらエアコンも並行して運転している場合もありますのでよく確認しましょう。

暖房器具の設定

モデルハウスも完成見学会も、「この家寒いっ」っていうところはほとんどありません。

冬に寒い家には住みたくないですからね。

そこで暖房器具の設定がどのようになっているかが3つ目のポイントです。

見学会の会場は断熱性能がが低くても暖房の設定温度を上げたり、強にしたりして暖かくしているはずです。

エアコンであれば、何度の設定をしているか、強弱はどうか、など確認しておきたいところです。

断熱性能が高い家であれば、20℃以下の設定で温風も感じられないくらい静かなはずです。

エアコンの吹き出し口からボーボー音が聞こえていたら要注意ですよ。

温度ムラ

4つ目は温度ムラです。

リビングダイニングは暖かいのに、北側に位置する個室は寒い。トイレに入ったら寒かった。

そんな経験はありませんか?

気密性、断熱性能の低い家では、部屋による温度差が大きくなります。

温度差が大きくなるとヒートショックの危険性が高まります。

”のり”の家はパネルヒーターで、温度ムラがなく快適です。賃貸住宅の場合には冬になると寒くては入れない部屋もありました。

もう一つのムラとして、床と天井の温度差があります。

足元が冷えていると体全体が冷えてしまいます。

室温が多少低くても、床暖房の入っている家は快適ですよね。

床の寒さはフローリングの材質にもよります。

この辺りは坂田木材や工房信州の家の見学会に行くと丁寧に教えてくれますが、無垢フローリングだと床が冷たくなく、冬でもスリッパが不要です。

これが合板フローリングだと、いくらエアコンで部屋の空気が温めても床が冷たくて不快になります。

見学会ではスリッパを履かされるかもしれませんが、確認しておきたいポイントです。

本当の快適さ

5つ目は本当の快適さです。

本当の快適さというのは、いつも通りの生活をで暖かいと感じることです。

そのためには・・・

玄関に入ったら、コートを脱ぎましょう。

コートを着たまま家の中で過ごすことなんてないですよね。

暖かい家は玄関から暖かいはずです。

できれば、コートの下もあまり厚着じゃない方が断熱性・暖房の効果を体感できます。

「冬でも家の中ではTシャツで過ごしたい」っていう方はTシャツで見学して確認しましょう。

靴下も冬用のモコモコしたものではなく、夏用の薄い靴下を履いていくとフローリングの表面温度を体感できます。

見学会の注意点

以上、実際に”のり”が見学したときに気を付けた点、「こんなの確認しておけば良かったな」といった5つのポイントをまとめました。

でも、実際に見学に行くと条件が異なりわからないこともあります。

例えば・・・

  • 単世帯の住宅を検討しているのに、二世帯の大き過ぎる家で実感がわかない
  • 見学会の会場が特別仕様で参考にならない
  • 見学する人数が多いと、人の体温で1,2℃高くなる
  • 完成見学会だと暖房が運転していない

見学会はモデルハウスではなく、完成見学会や実際にもう住み始めているお住まい見学会で確認したいですね。

暖房はこの時期にしか確認できません。

気になる工務店があれば、1回の見学会だけでなく2,3回は行ってみましょう。