こんにちは”のり”です。
間取りも決まり、もう少しで契約というとき、ピアノの置き場所が問題になりました。
このピアノ問題、どう解決するか。
ピアノを置くことで考えなければならない3つのこと
いままで賃貸の集合住宅でピアノが置けなかった。
新築を機に、我が家にもピアノを置きたい!!、っていう方もいると思います。
ピアノを置こうとするといくつか問題がでてきます。
”のり”家でも3つの問題に直面しました。
①防音
一番に考えなければならないのが防音ですね。
ピアノの練習音がお隣さんに聞こえ、
「うるさい!!」
なんて言われた日には、お互い気まずくなってしまいます。
はっきりと「うるさい」とは言われなくても、お隣さんが「うるさい」と感じれば、良好な関係は築けないですよね。
そのために、隣家にピアノの音が聞こえないようにする必要があります。
どんな対策が考えられるでしょうか。
ピアノに消音機能を付ける
”のり”家では、妻の実家にあるアップライトピアノを持ってくることを検討しました。
ただ、そのままでは隣家に音が聞こえてしまいます。
調べてみると、アップライトピアノには消音機能を後から付けることができるようです。
ピアノ本来の音を消し、ヘッドホン、またはスピーカーより電子音を小さく出すことができるそうです。
さっそく河合楽器に行き確認してきました。
ヘッドホンから聞こえる音はピアノの音を忠実に再現した綺麗な音色ですが、ヘッドホンというところに抵抗を感じます。
電子ピアノを購入する
電子ピアノなら、音の調整ができるので小さな音で弾けるようになります。
しかも、通常のピアノに消音機能を付けるよりも安い電子ピアノも数多くあります。
デメリットは、本物のピアノとタッチの感じが違うということ。
本格的にピアノをやりたい人には物足りないのかな。
防音部屋にする
ピアノを設置する部屋を防音部屋にしてしまえば、他の家族にも気兼ねなく弾くことができます。
”のり”家ではスペース的にも金額的にもそこまではできません。
第一種換気システムの高気密・高断熱にすれば、そもそも家の中の音がほとんど外に漏れることはないようですが、”のり”家は第三種換気システムで吸気口があるので、そこから音が漏れてしまいます。第一種と第三種でどれくらい差があるかわかりませんが・・・。
②置き場所
2つ目はピアノの置き場所です。
”のり”家は当初、電子ピアノを2Fホールに設置する予定でしたが、2Fホールだと使われなくなるんじゃないかという問題がありました。
リビングに吹き抜けがあり2Fホールと繋がりがある間取りであれば一体の空間として利用できますが、”のり”家は2Fホールが孤立しています(若干吹き抜けがありますが)。
また、アップライトピアノを置くとなると2Fホールが隣家と近いため音の問題もあります。
③重さ
3つ目はピアノの重さです。
アップライトピアノになると200kgを超え、床の補強を考えなくてはなりません。
住み始めてから、ピアノの場所を考えよう、では遅くなります。あとから補強することもできそうですが、最初から決めておいた方が手間も費用も少なくてすみます。
”のり”家のピアノ計画
さて、3つの問題を考え”のり”家ではどうしたか。
まず、「アップライトピアノ」とするか「電子ピアノ」とするかですが、
「電子ピアノを購入する予定だが、実家にあるアップライトピアノを持ってくるという可能性もゼロではない」
という状況なので、ピアノの重さと2Fへ持ち上げる費用を考え、ピアノは1Fへ設置することとなりました。
そうするとピアノは1Fのリビング・・・としたいところですが、”のり”家のリビングは1Fの中心にあり、窓、戸、TVスペース、パネルヒータースペースなどあり、もう設置するところがありません。
そこで候補にあがったのがリビングに隣接する和室。
畳の上には置きたくないというのもあり、浮上してきたのが床の間スペース。
床の間のサイズは1帖あり、ちょうどピアノを置くことができます。
もともと床の間を飾るような掛け軸や置物もなく、どうしようか迷っていたスペースです。
床の間の段差をなくし、1帖分のフローリングすることで決まりました。
坂田木材ならではの和風の和室を計画していましたが、ピアノを置くことにより和風テイストを弱め、モダンな感じの部屋に変更する必要がありそうです。
また、これにともない和室内の押入れ・床の間スペースと畳の位置を使いやすいように変更しました。
するとどうなったでしょうか。
どこか懐かしい風景がそこに現れました。
1FがReborn(リボーン)のファーストプランの間取りに戻っていました。
窓の有無、サイズは少し変更となった部分がありますが、壁だけに注目すると元のまま。
2Fも子ども室の間仕切りと収納スペースを変えただけです。
それほど完成度の高いファーストプランだったのです。
さすがReborn(リボーン)Sさん。
プランニングのための要望を優先度を入れ「要望書」としてまとめられていたっていうのもあると思います。良かった。良かった。
ピアノ問題が解決しましたが、それにより和室の仕上げをちょっと見直す必要があります。
それはまた次回へ。