こんにちは、”のり”です。

完成見学会の見どころ2回目は、間取りを検討している人向けです。

今回は間取りを検討する段階で考慮した点を紹介します。

「見どころ①工務店を探している人へ」はこちら

吹き抜けの必要性

リビングやダイニングに大きな吹き抜けを考えている人って多いですよね。

吹き抜けのある家って、同じ坪数でも広く感じます。

実際に同じ坪数であれば、壁面積は増えているので広いんですが。

”のり”は今まで吹き抜けのある家には住んだことがないため、吹き抜けのあるモデルハウスや見学会に行くと、その開放感に魅力を感じました。

ただ、具体的に自分の家の要望を洗い出していくなかで、本当に必要か疑問を感じる部分が出てきました。

開放感とは引き換えに、吹き抜けにも多くのデメリットがあることがわかったからです。

  • 構造的に吹き抜けがある方が弱い
  • リビングの音が2階の寝室や子供部屋に響きやすい
  • 吹き抜け部分のが掃除しにくい
  • 南面に吹き抜けを持ってくると夏の日差しがキツイ
  • 冷暖房費が高くなる
  • 広く感じるが、実際に使用する有効スペースは増えていない
  • 同じ坪数では価格が高くなる

吹き抜けには良い面も悪い面もあり、この中で”のり”が気にしていたのは音が2階に響きやすいということ。

2階は静かな中で勉強をしたり、ぐっすりと寝たい場所としたいです。

また予算的な制約もあり、プランでは非常に小さい吹き抜けを設けることになりました。

あまりに小さな吹き抜けで見学会では気づかないかもしれません (゚_゚i)

ただ、この吹き抜けの周りのをちょっと工夫したことにより、暗くなりがちな”ある場所”が明るくなっています(きっと)。

異なる天井の高さ

一般的な住宅の天井高は240cmですが、最近では天井を高くしたり、反対に床を下げて空間を広く見えることがあります。

”のり”の家は吹き抜けを除くと、天井の高さは185cm、220cm、240cm、260cmの4種類あります。

高低差があるため、低いところはより低く、高いところはより高く感じるんじゃないかと思っています。

天井はできるだけ高くした方がいいという訳ではなく、次のようなデメリットもあります。

  • 冷暖房費が高くなる
  • 照明の交換が高くて大変(LEDなのでしばらく交換はないですが)
  • 寝室で天井が高いと落ち着いて眠れない

天井の高さは間取りとは直接関係はありませんが、天井の高さを途中で変更することは難しいので、標準でいいのか、高くしたい場所はどこか、低くしたい場所はどこか早めに検討しておくとよいかもしれません。

”のり”の家には1ヶ所185cmの天井高がありますが、ここは希望したわけではなく、間取り上仕方なくそうなってしまった部分です。

一番心配していたところですが、天井ができてみると思ったほど低さは気になりませんでした。

見学会に行くとどの場所かすぐにわかると思います。

間取りの図面ではわかりにくいところなので、背が高い人は天井高は気を付けた方がいいです。

独立した洗面スペース

脱衣室とは独立した洗面スペース、これは当初から実現したいと思う強い要望でした。

今の賃貸住宅では、一緒になった洗面脱衣室であり、洗面脱衣室に入り左に行くと浴室、右に行くとトイレという間取りです。

そのため誰かが浴室に入っていると、歯磨きも、トイレも行きにくい状況です。

”のり”家は娘が二人。いまは小さいので自由に出入りしますが、大きくなればお互い気にするところです。

あともう一つ洗面台について、最初は2ボールの水栓を希望していました。

朝の忙しい時間に歯磨きが一人ずつだと遅れてしまいます。

しかし、2ボールの洗面台ってメーカーのものだと最上位グレードで値段も普通の倍以上となります。

ここは諦めました(-﹏-。)

ただ、普通の75cmの洗面台の左右には収納棚を設け、幅を広げてあります。

同時に水栓を使用することはできませんが、二人並んで歯磨きはできるだけのスペースは確保しています。

というわけで、娘さんがいる家では脱衣室から洗面スペースは独立させた方がいいというお話でした。

2人の子ども部屋

子ども部屋は独立させるか?

最近は子どもが小さいときには一つの大きな部屋にしておき、中学生くらいになったら間仕切りを入れる、という方法です。

実際見学させていただいた完成見学会では間仕切りがない家の方が多かったです。

ここも迷ったとこですが、後々間仕切りをするのも大変だし、一つの広い部屋にしてどこまでそこを使用するか不透明なところもありました。

小さいときに遊ぶのは、親の目が行き届くリビングだったり和室で遊べばいいわけです。

先日入学式を終えた長女も、「最初から個室がいい」と強い主張をしてきたため区切ることに。

アメリカでは、自立心を養うために早いうちから一人部屋に寝かせるという情報もありますし。


(入学式を終えたばかりの長女)


(入園式を終えたばかりの次女)

子ども部屋をどう区切るか?

大きな子供部屋を確保する場合は問題になりませんが、”のり”の家はそれほど確保できません。

予算的な制約と、あまり広い子供部屋で居心地が良く娘が部屋にこもらないようにするためです。

そこで問題になるのが、子ども部屋の区切り方です。

ファーストプランがこちら。

(イメージはマイホームデザイナーで作成)

4.5帖の正方形にクローゼットがプラスされた間取りです。

この図面を見ただけでは特に問題がなさそうです。

ただ、この4.5帖+クローゼットの部屋にベッドを置こうとすると以外と難しい。

入口が狭くなるのでこんな風にはベッドを置けない(子供用ベッドなら可)。

ベッドの向きを変えると…

こんな感じかな。でも窓の正面に机を置くのはちょっと…

そこで、考えたのがこちらの図面

何とか納まったんじゃないでしょうか。

そして微妙に変えたのが、クローゼットの奥行

洋服を掛けるにしても、タンスを置くにしても、そこまで奥行って必要ないんですよね。

クローゼットの奥行を調整したことにより、室内空間もやや広くなっています。

実はReborn(リボーン)さんのファーストプランから間取りで変えたところって、この子供室のクローゼットの位置だけなんですよね。

細かいところでサッシのサイズ・形状の変更や室内戸の追加はしましたが、間取りという点では本当にここしか変更していません。

一度和室周りで変更しましたが、結局そこもファーストプランに戻しました。

それくらい”のり”家の要望を叶えた完成度の高いファーストプランだったのです。

引戸の問題

子ども部屋の入口は引戸ですが、引戸が収まるのが室内側になっています。

ここで問題が。

引戸がベッドと干渉してしまうんじゃないかということ。

布団が引っかかって開け閉め出来なくなることはないと思いますが、掃除がし難そうです。

かといって部屋の外(2Fホール)に引戸を収めるのも見栄えが良くない。

引戸だと、引戸の前に物を置きにくく、物を置けば掃除ができない。これは他の場所でも発生している問題です。

まぁ、隙間用の掃除用具も豊富にあるので、なんとかやっていきます(^_^)

廊下を極力排除した間取り

”のり”の実家は3回家を建てていますが、共通することは長い廊下があること。

実家はメーターモジュールのためすれ違いにくいことはありませんが、暗いです。

玄関からの採光で真っ暗ではないですが、夕方になると早めに照明を付けないと暗いです。

あと廊下が長かったり、広いとその分部屋が狭くなります。

そのため通路だけのための廊下はできるだけ無くすようにプランニングのときに依頼しました。

最近はリビングを中心に持ってきた廊下のない家は多いですよね。
 
ただし注意があります。

一見、廊下のない間取りでも、各部屋に行くための通路が部屋の中に隠れています。

図面があったら、人が通る通路を赤ペンで書いて隠れている通路を見える化してみましょう。

次回は「③見どころ 仕上げを検討している人へ」です。

仕上げ部分は最後に決めることになりますが、多くの見学会に参加し確認しておきたいところ、是非チェックしてください。