こんにちは”のり”です。
前回のアイエスデザインに続く、Reborn(リボーン)&坂田木材の見学会。
それも超短期間に運良く6つも見学できることになりました。
1日2箇所回ることもあり、大人には楽しい時間ですが、子どもはちょっと疲れ気味の様子。
Reborn&坂田木材
最初にReborn(リボーン)と坂田木材について。
この2社は別法人ですが、密な関係です。
坂田木材の専務は、Reborn(リボーン)の社長も兼ねており、坂田木材が施工するうちのほとんどはReborn(リボーン)の建築士が設計を担当しています。
そのReborn(リボーン)の建築士は、「まちの専門家をさがせるWebサイト マイベストプロ信州」で木造住宅の断熱・耐震についてコラムを書いている塩原さんです。
このコラムや、Reborn(リボーン)のブログを読むとわかりますが、塩原さんはいかにも職人っていう感じで、断熱についてはかなりのこだわりを持っています。
塩原さんが設計したものは、Reborn(リボーン)自身が施工をする場合と、坂田木材が施工する場合があります。
さて、それでは今回の一連の見学会はどうだったのでしょうか。
※見学会は、一般に公開されている見学会の他、特別に見学させていただいた物件もあります
1軒目:薪ストーブを採用した県産材無垢材を豊富に使用した家
一番最初に見学したのは、Reborn(リボーン)設計&坂田木材が施工した大家族の家。
外観は濃い色の塗り壁で和瓦屋根の和風住宅です。
玄関に足を踏み入れるとまず驚かされるのが、最近の住宅では見たことがないような太い柱。
住宅の柱は3.5寸が多いようですが、坂田木材の柱は4寸。しかし玄関にある柱は4寸よりはるかに太い柱がずっしりと立っています。
リビングに通されると、そこには寒い長野の家全体を暖めてくれる薪ストーブがありました。
薪ストーブを見たのは工房信州の家以来かなぁ。
そしてすぐに気付いたのは内装に無垢材が豊富に使われているということ。
そのせいか、空気がすごい綺麗な感じを受けました。
ハウスメーカーの展示場や、高気密を謳っている工務店の見学会では部屋に入ると、クロスの臭いなのか機械臭なのかわかりませんが、息苦しさや不快感を感じることがあります。
そういったものがこの家にはまったくありません。家に居ながらにして、まるで森林浴をしているような感覚です。
次に驚いたのが脱衣室。自然素材をアピールしている会社でも洗面室だけはビニールクロスを採用しているところがほとんどでしたが、坂田木材の脱衣室は床も壁も天井もオール桧の無垢。
桧は浴室にも使われるくらい水には強いですが、なんとも贅沢な使い方です。
案内をしてくれたUさん、無垢に対する熱い思いを語ってくれたS専務でしたが、
「坂田木材の家でも、この家は特別なんだろうな。」
といったのが1軒目の感想です。
2軒目:10人同時に靴を履ける玄関
2軒目に訪れたのは、1軒目よりは小さめの30坪ちょっとの家。
ところが玄関に入ると広い。
こんなに広くていいの?って感じ。
框(かまち)の長さも半端ない。
ちょっと言葉では表現が難しいが、10人が同時に靴を履けるくらい広いといった状況で、お施主さんがたくさんの方を招き入れるような方なんでしょうか。
リビングに入ると、1軒目と同様に家のシンボルとなる太い木がありました。キッチンカウンターも無垢材を使って重厚感があります。
ここの脱衣室もオール桧。
住宅の価格が同じでも、材木屋さんなのでより良い木を提供することができるんですね。
3軒目:縦格子のあるヒバのウッドデッキ
3軒目も見学してすぐに気づきました。
1軒目が特別な家かと思ったら、どうやら坂田木材では無垢材をふんだんに使うのが標準のようです。
3軒目の家で見たのはヒバのウッドデッキ。
ヒバは桧以上に耐水性があり、ウッドデッキには適しているようです。
最近は樹脂製のウッドデッキが人気があるようですが、夏は表面が熱くなりすぎて立てないようですね。
その点、天然の木なら樹脂製のデッキよりも熱くはなりません。
またこの家ではウッドデッキが道路側にあるため、ウッドデッキ全体に同じヒバ材の縦格子がありました。
縦格子は風通しもよく、中からは見えるが、外からは見えにくいという特徴があります。手間かかってるんだろうなぁ。
見学会(前半)の感想
3つの完成見学会。
3軒に共通したことは
- 各お施主さんの家族構成・生活スタイルにマッチした間取り
- 内装の仕上げも無垢材が多い
- 空気がきれい
です。
今回の3軒の断熱材はセルロースファイバーでした。坂田木材ではこの他グラスウールを使った付加断熱もやっています。
断熱性能でいえば付加断熱、吸音性を重視するならセルロースファイバーですね。
さて、次回は構造見学会と、Reborn(リボーン)建築士の自宅の見学会です。楽しみですね。