こんにちは”のり”です。

『わたしが選んだ長野で自然素材を使った注文住宅を建てるならこの工務店③』でお知らせした通り、アイエスデザインの完成見学会に行くことにし、プランニングも依頼しました。

アイエスデザインの特徴

すぐにアイエスデザインに連絡を取り、会ってもらえるということでお話を聞くことにしました。

isdesign

担当してくれたのはアイエスデザインの代表です。

代表は建築士でもあり、構造、断熱など気になっているところを丁寧に教えてくれました。

デザイン

雑誌やホームページでアイエスデザインの施工例を見たときに、最初に感じたこと。

それはデザインの良さです。

ハウスメーカー・工務店のような家を建てることも可能であるが、建築家らしいデザインが特徴です。

外壁はガルバリウムを使ったものが多いですが、建物のフォルムは独特のものを感じさせます。

また、部屋の写真を見ると、照明の使い方も凝っています。

「必要なところに必要な明かりを」ってことでしょうか。

部屋に1つのシーリングライトではなく、間接照明や、見て美しい配置のダウンライト。

”のり”はデザインにはそれ程こだわりはありませんが、住宅照明の書籍を3冊読み、アイエスデザインの照明は美しいなぁと感じました。

代表も「照明デザインは得意ですよ」とおっしゃっていました。

圧倒的な断熱性能

以前、このブログでも断熱性能に触れたことがあります。

その中で出てきたのがUa値という指標。

長野では0.75以下が基準とされており、多くのハウスメーカー、工務店ではこの数値に近いようです。

ところがアイエスデザインではこのUa値が0.2の前後です。

この数値を実現させるためにやっているのが、付加断熱(壁の断熱で200mm以上)、サッシはすべてエクセルシャノンのトリプルサッシ

さらに基礎の下にも断熱材をしています。

アイエスデザインではこれが標準であり、予算の制約があってもこれ以下の断熱にはしないとのこと。

かなり断熱にはこだわりがありますね。

Ua値0.2。そこまでして何かいいことがあるの?と思われるかもしれませんが、冬の暖房費が全然違ってきます。

Ua値0.75で全館暖房をしようとしたら、冬の暖房費は4,5万円は掛かるのではないでしょうか。

それがアイエスデザインでは全館暖房でも暖房費は月に1万円以下になります。

初期コストが高くても、10年くらいで元が取れてしまうかもしれません。

原価を公開

アイエスデザインの特徴として原価を公開してくれるということがあります。

原価が公開されると何がいいか。

まず、会社の取り分(利益)を把握できます。

そして原価が高いと判断したら施主支給も可能です。

ただし、アイエスデザインは商社経由だけではなく、ネットでも安いものを探しているため、施主がそれ以上に安く仕入れるのは困難かもしれません。

太陽光パネルもアイエスデザインだとかなり安く仕入れできるため、アイエスデザインで建てる方はほとんど太陽光パネルを設置するようです。現在の買取価格でも6,7年程度でペイしてしまうそうです。

アイエスデザインの完成見学会

”のり”がアイエスデザインの完成見学会に行ったのは1回だけ。

実は以前にブログで記事をを書いたプチ豪邸というのがアイエスデザインの完成見学会です。

アイエスデザインの住宅の中でも、かなりランクが高い部類に入るようです。

3人家族で60坪なので、それぞれの空間がかなりゆったりとしていました。

間取りだけではなく、四角い家ではなく、ある部屋を斜めに配置したり、間仕切り壁をガラスにしたり、普通の工務店では見たことがないような空間でした。

アイエスデザインのプランニング

アイエスデザインではファーストプランニングで5万円料金が発生します。

ちょっと高いなぁとも思いましたが、実際にはプラン作成には5万円以上掛かるわけだし、建築家のプランを見たくなり申し込みしました。

他ハウスメーカー・工務店ではファーストプランニングは無料のところが多いですが、結局この金額は、その会社で建てる施主が払っているんですよね。

ヒアリングシート

要望はアイエスデザインの指定するヒアリングシートに記入します。

家族構成、どんな部屋が欲しいか、1日の生活スケジュール、何にこだわるか、など質問は多岐にわたります。

”のり”家では、他社に提示した要望書があるので、ほとんどはここから転記するという作業なので、比較的すぐに書けました。そしてすぐに提出。

予め家族で話し合って要望がまとまっていないと、かなり時間が掛かるんじゃないかなと思えるくらいのボリュームです。

プランの結果

早速アイエスデザインより「プランができました」と連絡があり、行ってきました。

他工務店と同様に、間取りから説明があります。

坪数はちょっと広め。でも外物置があったり、駐輪場も含まれていたり使い勝手がよさそう。

耐震性も重視しているという要望を出したので、家全体は四角い形ですが、家の中は生活動線・家事動線がよく考えられており、「おーっ」と関心してしまいました。

1Fには2ボールの洗面台。

メーカーで2ボールの洗面台を買うと非常に高くなりますが、アイエスデザインでは造作により価格を抑えられること。

”のり”家は2人娘がおり、朝の洗面台が混雑することが予想されますが、2ボールだと安心です。

吹き抜けがあったり、2Fホールに室内物干しスペースがあったり、こちらの要望を最大限に反映してくれた間取りになっています。

次に出てきたのが、今見た図面の模型です。

ファーストプランニングで模型を作ってくれたのはアイエスデザインが初めてでした。

立面図は見たことがありますが、模型はまた違いますね。

敷地に建ったときに高さがイメージしやすく、光の入り方もわかります。これまた「おーっ」。

最後は概算見積かなぁ、と待っていると、費用はトータル金額を口頭で言われただけ。

あれっ

概算を出すことは可能だと思いますが、アイエスデザインでは仕様を決め、原価公開するので、概算は出さないことにしているようです。

概算を出したところであまり意味がないとのこと。

「経験則で、●●●●万円くらいです。プラスになっても100万円以内です。もちろんハイグレードなものを選べばそれ以上ですが」

と説明がありました。

てっきり具体的な金額が提示されると思っていたのでちょっと拍子抜けです。

ただ、概算で聞いた金額は、広さのわりに思ったより高くないぞ、ということです。

安くはないですが、ランニングコストを考えれば、他社より安くなるんじゃないかっていう価格です。

悩みますね。

次回はReborn(リボーン)&坂田木材です。