こんにちは、”のり”です。
住宅ローンを選ぶとき、できるだけ低い金利を探すかと思います。
でもこの低金利時代だと、住宅ローン金利以外のコストが無視できません。
そのうちの一つに「つなぎ融資」があります。
「つなぎ融資」とは
そもそも住宅ローンは、建物が完成して登記されていないと融資実行されません。
建売住宅では問題ありませんが、注文住宅では着工金や中間金といった形で業者への支払いが発生します。
業者により異なりますが、着工金、中間金それぞれ建物全体の30%や1/3といった条件で請求されますので高額となります。
多くの人は手持ち資金だけで支払うことが難しいので「つなぎ融資」というものがあります。
着工金、中間金のタイミングから住宅ローンの融資実行までのつなぎの融資となるわけです。
こんなにも条件が異なる「つなぎ融資」
住宅ローンの金利は、金融機関によって差はあるものの、それほど大きくはありません。
でも「つなぎ融資」はかなり条件が異なります。
着工金1,000万円 180日
中間金1,000万円 120日
という条件で各金融機関の利息、手数料を調べてみました。
(Excelで計算しているので誤っているところがあるかもしれません)
じぶん銀行(ネット銀行)
じぶん銀行は、「つなぎ融資」そのものを扱っていません。
住宅ローンの金利は他と比べ低金利ですが、扱っていないため他の金融機関を選択しなければいけない人も多いのではないでしょうか。
他にもネット銀行では、取り扱いがないところがあるので注意が必要です。
ARUHI
ARUHIはスーパーフラットなど独自の商品があり魅力的ですが、つなぎ融資の金利が3.475%とかなり高めです。
利息 :285,615円
手数料:108,000円
です。
Excelで計算すると、↓です。
楽天銀行
”のり”は楽天銀行に口座があり、ここのフラット35を検討していました。
金利は2.63%、ARUHIと比べると低いです。
利息 :216,163円
手数料:108,000円
です。
ARUHIと比べ利息が70,000円近く安くなります。
イオン銀行
イオン銀行のつなぎ融資の金利は2.97%
利息 :244,108円
手数料:108,000円
です。
イオン銀行のつなぎ融資は店舗で申し込む必要があり、長野県では現在のところできないようです。県境で近くに取り扱い店舗がある人はいいかもしれませんが…
八十二銀行
地元を代表する金融機関、八十二銀行。
対面になるし、なんとなく地銀は高いイメージがありますが、金利は1.975%と以外にも低いです。
利息 :113,630円
さらに八十二銀行では手数料が0円です。
今回の結果「つなぎ融資」では八十二銀行が他よりも優位性が高いことがわかりました。
ただし、金利は時期によって変わるし、交渉により低くなることがあるので、パンフレットやホームページ上だけの金利・金額で判断せずに、個別に相談した方がよさそうです。
実際に”のり”は八十二銀行へ相談するまでは、つなぎ融資の金利の低さも、手数料が掛からないことも知りませんでした。
住宅ローンの表面的な金利だけでは決められない
このように、いくら住宅ローン金利が低くても「つなぎ融資」の金利や手数料が高いとトータルのコストは上がってしまいます。
住宅ローン金利のみを低く見せて、見えにくいところで利益を出している金融機関もあるので、住宅ローンの選択は総合的に判断する必要がありそうです。
着工金、中間金はできる限り自己資金で支払えるといいんですが…
次回は気になる変動金利と固定金利についてです。