こんにちは”のり”です。
上棟から10日ほど経過し、坂田木材さんの工事のほうも徐々にですが進んで言います。
今回現場をおとずれると1階の下屋ができていました。
下屋があるとどんな効果があるか?
最近の住宅は下屋がない、もしくは玄関部分にちょっと屋根があるくらいの家を多く見かけます。
総2階の家であれば、下屋は必ずしもなくてもよさそうですが、ただの箱って感じでデザイン性に欠けます。
下屋のある家は、家を一回り大きく見せる効果があり、風格がでてきます。
”のり”の家は、建物の南側と北側に下屋があります。
まだシートがかかっていますが、こんな感じです。
真横からは撮影しませんでしたが、2階の屋根は6寸勾配、1階の屋根は4寸勾配(北は6寸勾配)です。
南側は2階に比べ、1階が緩やかになっています。
これが1階も6寸勾配だと、垂れ下がったように見えバランスが悪くなります。
この勾配の違いにより、美しいシルエットになっていました。
また、下屋はデザイン性だけではありません。
下屋があることで、その下の空間を有効利用することができます。
テラス、自転車置き場、物置など。
”のり”家は、南側の下屋の奥行が2メートル近くあり、玄関とウッドデッキとしています。
ウッドデッキといってもほとんどは洗濯物の物干しとなりそうですが、夏はここでビールを飲んだり、読書したりできるんじゃないかと楽しみです。
北の下屋はこんな感じ。
北は隣家が接近しているので、勾配をつけ屋根に積もった雪が隣の敷地に落ちないように配慮しています。
写真の右に見える柱には「真壁柱 在中」と貼られています。
この柱は完成した後も、表に見える柱です。
本当は、全部真壁にしたいんですけどね。せっかくの坂田木材さんの桧の柱。
すべて真壁にすると費用も高くなり、外壁の厚さも薄くなるため断熱性も下がってしまいます。
しかし、見方を変えると、全体を大壁にし他の柱が隠れる分、この真壁柱がより引き立ってくるんじゃないかと考えることもできます。
家のシンボルとなるこの真壁柱がどんな風になるか待ち遠しいです。