こんにちは、”のり”です。
春らしい陽気になってきましたね。
長野市立図書館の近くにある魯桃桜(ろとうざくら)が開花したようです。
今回は、開き戸と引戸の特徴と、どのように室内ドアを決めたかについてです。
先日の記事の中で、室内ドアはトイレを除きすべて引戸にしたというお話をしましたが・・・
開き戸のメリット・デメリット
開き戸のメリットとして気密性が高く、音が漏れにくいという特徴があります。
サッシでも同じような特徴がありましたね。
引違い窓よりも、すべり出し窓の方が気密性が高くなるということでした。
(そのときの記事はこちら)
開き戸はレールがないためそこに埃がたまることもありません、掃除が楽ちんです。
また、引戸が2枚分のスペースが必要なのに対して、開き戸は1枚分のスペースのみ確保すればいいため、横の壁に筋交いを入れやすくなります。
さらに枠も1枚分のため引戸に比べ価格が安くなります。
開き戸のデメリットは、戸の開閉スペースが前後に必要となることです。
物を置いたら戸が開かないですよね。
人のすれ違いにも注意が必要です。
ドアを開けたら、向こう側にいた人にぶつかってしまった、っていう経験はありませんか?
現在の”のり”の住まいも、玄関からリビングに入るドアが開き戸のため、注意しないとリビングの端で飛び跳ねている二女にぶつかって危険です。
引戸のメリット・デメリット
続いて引戸です。
引戸のメリットは、開けた時に戸が邪魔にならずにスッキリしていること。
風通しをよくするために、戸を半開き状態にしていても風で、バタンッ、と締まることもありません。
開き戸のデメリットとなっていた、ドアを開けた時に向こう側の人とぶつかることもありません。
引戸のデメリットは、戸2枚分のスペースが必要となること。
間取りによっては、引戸にしたくても出来ない場所は出てくるんじゃないでしょうか。
また枠が2倍になり価格も高くなりますね。
まとめ
以上、述べてきた理由により、
トイレには音漏れもしにくい開き戸を採用。必ず閉めて使いますしね。
それ以外の戸は、普段は開けっ放しにしておくことが多く、スッキリさせたかったため引戸を採用しました。
予めこの要望を伝えていたのでReborn(リボーン)さんのファーストプランからこの通りの仕様となっています。
(要望を伝えていても無視されてしまう工務店さんもありましたが・・・)
今回は開き戸と引戸のメリット・デメリットでしたが、そもそも戸が必要か?とういことも考えなければなりません。
冬に戸を開けておくと寒いと思い込んでいる私たちは、
「部屋の入口、境界には戸があって当たり前」
と思い込みがちです。
しかし、本物の高気密・高断熱の家では戸がなくても家全体が暖かいので「寒さいから戸が必要」というのは戸を付ける理由にはなりません。
渡辺篤史の建もの探訪を見ていると、トイレと浴室以外は戸がないような家もありますよね。
「はぁー。いいですねぇ、この開放感」
(渡辺篤史の建もの探訪テーマ曲より)
ときどき 遠くを見つめる 不安そうなあなたの横顔♪
言葉と心の間 それは君しかわからない♪
見えないところで傷ついて ひとりで涙を流さないで♪
・・・と戸が少ない家に魅力を感じましたが、”のり”の家には戸は多い方だと思います。